2017年 09月 17日
KIPON IBELUX 0.85/40mm MK2
Shanghai Transvision Photographic Equipment Co.,Ltd から、新しいレンズのプロトタイプが送られてきました。
KIPON IBELUX 0.85/40mm MK2 という開放F値が0.85という超明るい単焦点レンズ(MF)です。
対応マウントは、APS-C以下のサイズのフォーマットとなります。送っていただいたのは、もちろん FUJIFILM Xマウント(笑)。
重量は、約1.1kg。実に重い。レンズ外装は完全に金属製で中身はガラスが詰まっている感じです。
送っていただいたのはプロトタイプで外装の色が赤(シャア専用みたい)なのですが、量産型は黒になるそうです。
この赤いレンズは限定10本のみの製造だそうで、5本は業界関係、5本はフォトグラファーへ配布されているそうです。
1/5が私というのは実に名誉なことです。感謝。
この IBELUX 40mm の最初のモデルは、2014年の発売でそのモデル(MK1)とどこが変わったのでしょうか?
MK2をさわって最初に感じたのは、絞りとピントのヘリコイドが若干重くなった事。MK1は軽すぎる印象だったので好印象です。
内蔵フードはMK1のストレートなデザインから若干テーパードされた部分があってちょっと格好良くなった印象ですが、
ボディカラーが違いすぎてよくわかりません(笑)
内蔵フード自体は、スライドして前に出す使い方ですが、繰り出し量は2cm弱程度です。
【フード繰り出し前】
【フード繰り出し後】
遮光性能が高いとは言えないので、大きな前玉のガード程度の性能だと見るほうが良いでしょう。
肝心の描写性能ですが、簡単に言えばMK1に比べてシャープになっています。
とはいえ、開放のF0.85ではピントの芯はシッカリあるものの、収差はそれなりで高輝度な部分のエッジに光が滲みます。
F1.4でピント面はシャープとなり、MK1時のF2からガラッと変わるという性格よりもリニアに変化していく感じです。
最近接撮影は75cmとあまり寄れないのはMK1と同じ。使い所の難しい部分です。
性格を考えればポートレイト撮影に最も向いているレンズという事になります。
ちなみに、MK1では Handevisionブランドでしたが、MK2は知名度の関係でアジア地域では KIPONブランドでの販売となるとのこと。
新東京物産株式会社
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