2016年 12月 10日
マニュアルレンズのススメ / ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 35mm F0.95 II
FUJIFILM X-T1 (製品サイト)
中一光学 SPEEDMASTER 35mm F0.95 II
マニュアルフォーカスで写真を撮るというのは、オートフォーカス以前では当たり前の事だったわけだが、
ミラーレス機の台頭によって扱いやすくなり、
オートフォーカス全盛の今においてオールドレンズ中心にファンも増えている様だ。
描写云々については、レンズごとに違う話だし、
今風のシャープなレンズも、大昔のぼんやりしたレンズも、
それぞれに良いところがあると思うので、使う人の好みの問題にしておく(笑)
マニュアルフォーカスで写真を撮ると気づくことが確実に一つある。
普段オートフォーカスになれていると、フォーカスポイントに結構制約を受けていることに気づく。
ファインダー上にあるフォーカスポイントの表示が邪魔なのである。
写真を撮るための手段が、本質的に邪魔をしているという事に気づかされる。
マニュアルフォーカスでは、ピント位置というものへの意識が格段に上がる。
一枚にかける時間の長さが、丁寧な写真撮影に反映されやすくなる。
オートフォーカスレンズでもマニュアルフォーカスで撮ることはあるが、
マニュアルフォーカスレンズのピントリングの滑らかさが
撮る気持ちを心地よくさせてくれることも多いのである。
非常に趣味性の高いことではあるけれど....。
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