2016年 07月 23日
笑顔の記憶 FUJIFILM X-E2
FUJIFILM X-E2 (製品サイト)
Carl Zeiss Touit 1.8/32 (製品サイト)
FS: Classic Chrome
盛りを過ぎた紫陽花は、
夏の陽光にみずみずしさを奪われる。
時というのは残酷なものかもしれないね。
母はアルバムを作るのが好きな人だった。
思い出を記録する事の好きな人だった。
見たことのある写真で記憶に残るのは、
モノクロの写真で
若き母に抱かれた私の写真。
笑顔ではなく不機嫌そうな顔つきをした私と、
母は満面の笑みを浮かべてのカメラ目線が対照的だった。
押し入れの何処かのアルバムに入っているはずだが、
おそらく、記憶を辿りたくなる頃に見ることだろう。
不思議な事に、
写真以外の母の笑顔を思い出すことができない。
最期の母の笑顔の記憶は、
まだ母が元気だった頃に私が撮ったバッチリメイクの母だった。
レンズ向けないと笑わない人だったんだろうか?
意外に自分の親の顔というのは見ていないものかもしれないね。
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