2014年 03月 19日
レタッチとは...?
model : Haruka
※
FUJIFILM X-E2 -> FUJIFILM
FUJINON XF 23mm F1.4 R -> FUJIFILM
Adobe Photoshop CC 現像&レタッチ
レタッチの是非論みたいなものが繰り返される「ネットでの」の写真の世界。
一切いじっちゃダメって意見もあれば、作品表現として絶対必要って意見もある。
このタイプの議論は、前提条件がはっきりしないから議論そのものが不毛という感じな事が多い。
SNSなんかだと、 「いじってない」 → 「凄い」 ってコメントも多々見受けられる。
そもそも、フィルムだろうが、デジタルだろうが、
色合いやコントラストの基本はフィルムメーカーやカメラメーカーが作ったものだ。
欲しい色調やコントラストが欲しい結果ではない場合、レタッチが必要なのは自明の理である。
もちろん、撮ったままがベストならそれはそれで幸せなことだが、良い悪いという話ではない。
しかし、撮った状態から手を加える度合いが増えるほど、リアリティが欠落していく様に感じる。
そして、極端な例かもしれないが、広告業界ではCGの割合がどんどん増えている。
特に自動車などではそのようだ。見てる人はそれに気づいているだろうか?
結局のところ、写真だろうが、CGだろうが、絵画だろうが、ただの手段であるが、
それぞれに特性というものがある。
過度なレタッチ(加工レベル)を施すほどに、写真という媒体の特性が失われていくという事だ。
写真はその時を写すものだ。
レタッチはそのプレゼンスを補助する程度に収めるのがその特性を活かす事につながるだろう。
アップしている写真の場合、撮った状態から色相を変化させ、周辺を若干持ち上げて、
退色した古い写真のイメージとしている。
最終的な目的がアナログな結果を目指しているのもデジタルの皮肉さかもしれない(笑)
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