2017年 12月 17日
KIPON (HandeVision) IBERIT 2.4/90mm for Fuji-X mount
KIPON IBERIT 2.4/90mm 新東京物産株式会社
IBERIT 90mm はIBERITシリーズで最も長い焦点距離のレンズとなる。
今どきのレンズとしては小さいが大きさの割には金属製のボディのおかげでズッシリとした重さだ。
FUJIFILM Xで使用する場合、Leica版換算で135mm F2.4となり、昔の望遠入門焦点距離といったところ。
この焦点距離となると手ぶれ補正機能がないとブレやすくなるが、撮影感度をあげて積極的に感度を上げてブレを防止するのが得策だ。
とはいえ、EVFでみている被写体がブレて見にくくなりピントを合わせるのは結構たいへんかも知れない。
もちろん、出来れば三脚や一脚を利用して撮影するほうが安定した撮影が可能な焦点距離なのは間違いない。
IBERIT 75mm と同様にハイコントラストな部分のエッジにパープルフリンジが出る点が欠点と言えるので、
撮影時の露出は適正であるべきだ(現像で増感するとフリンジが目立って出てくるのでフリンジ除去など役に立たなくなる)。
描写は開放から結構解像力があり、周辺~四隅に至って極端な解像力低下は見られない。
ボケは自然で滲むようにボケていくので扱いやすいレンズだと思う。
以下、実際に撮影した作品です。
model : Cocoro Kusano
model : Cocoro Kusano
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