Handevision IBERIT 2.4/24mm

Handevision IBERIT 2.4/24mm は、ミラーレス向けに開発されたコンパクトなIberitシリーズの中で最も広角なマニュアルレンズである。Mマウント、Eマウント、Xマウント向けに作られていて、FUJIFILM Xシリーズで使う場合はAPS-Cサイズのセンサーのためクロップされ画角は約36mmとなる。
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■デザイン

 全て金属製で品質感がある。今どきのレンズはどこかにプラスチックが使われるのだが、このレンズはコンパクトでもズッシリとした印象だ。レンズの存在感は小さくても強く、ただ者ではない雰囲気を醸し出している。カフェ等でもテーブルの上に置きたくなるデザインだ。
 絞りリングは最近増えてきたタイプの無段階ではなくて、適度な重さで半段毎にクリックのあるタイプ。1/3段毎のクリック感ではないけど、クリック部分以外でも絞りが動くので無段階調整できる。
 ピントリングは実にスムーズに動く、1/3周で最近接~無限遠までピントを合わせられるのでMFであっても素早く操作できるのでモッサリした感じはしない。

■ピント
 ミラーレスでの使用ということもあり、ピントの山はわかりやすい。開放F値のF2.4も幸いしてピントの山を掴むのは容易い方だ。ピントリングの回転角も含めて素早くピントを合わせる事のできるレンズといっていいと思う。加えてフォーカスシフトは見られないので開放でピントを合わせて絞る方法を取ることができる。
 
■描写

 今どき流行りの開放からシャープに。。。というタイプではない。絞るに従ってシャープになっていくタイプのレンズである。とはいえ、開放が使えないわけではなく、十分に解像している。面白いのは独特のボケ方というか、被写界深度を外れると比較的急にアウトフォーカスするところが独特の立体感を作り出す。もちろん、F2.4という開放絞り値は単焦点として明るいとはいい難いし、ボケ量自体は少なく、とろけるようなボケを期待できる画角でもないのだが描写は面白い。そして、絞ればF8~F10で最大に解像するが、カリカリに描写するタイプではない。
 
■実写例
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FUJIFILM X-T2 / F5.6

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FUJIFILM X-T2 / F8.0

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FUJIFILM X-T2 / F2.4

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FUJIFILM X-T2 / F4   model : Cocoro Kusano

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FUJIFILM X-T1 / F8

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FUJIFILM X-T1 / F2.4

■まとめ

 Xマウントのレンズとして興味深いポジションにあると思う。純正以外の選択肢の少ない(マウントアダプタを使えば別だが)Xマウントのレンズとして「他とは違うのだよ」と思わせる存在感を出すことのできるデザインと写真を撮っている感覚を含めて、選択肢の一つとして考えられる。XマウントならX-Pro2にぴったりなデザインなIberitシリーズだと思う。


Handevison 日本総代理店 新東京物産株式会社


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by HarQ | 2017-08-30 13:34 | Camera & Lens | Trackback | Comments(0)

写真家ヤマグチハルク(山口晴久)の写真日記と時々作品。FUJIFILM公式 X-Photographer やっとります。