2016年 07月 18日
FUJIFILM X 雑感 / FUJIFILM X-T2
FUJIFILM X-T2 (製品サイト)
FUJINON XF 16mm F1.4 R WR (製品サイト)
FUJIFILM Xシリーズが出て5年半。
X100が出た時、機材として私は一眼にしか興味はなく、面白そうだなとは思ったが手に入れる事は無かった。ただ、その発色と内蔵フラッシュの調光の絶妙さに驚いた記憶がある。噂では、レンズ交換式のXが出ると言われていたが、さして興味を持っていなかった。当時の私は SONY A900 のバカでかいデジタル一眼とツァイスのズームを振り回していたのだった。
しかし、一眼レフの構造はデジタルカメラにふさわしいものではないという考えは持っていた。理想的に考えれば、EVFであるべきだし、フィルムカメラの構造を引きずる状態は過渡期であると今でも思っている。ただそれには、EVFというもののさらなる進化(技術的には可能だがコストだけの問題)が必要である。
X-Pro1が出た時、正直、ライカコンプレックスなカメラだなぁという第一印象だった。私自身はライカカメラが好きではない。不正確なファインダーがその最たるものだし、むやみに高額だし、いったいなにが良いのか未だにわからない(笑)
しかし、当時使っていたSONYのEシリーズを売り払って、X-Pro1を買った(笑)理由はただ一つ。S5Pro時代の色が欲しかったからである。
マウント乗り換えというのは、財布に厳しい選択である。中途半端に移行するのは嫌だったので、同時発売されていたレンズ、XF18mm XF35mm XF60mm も含めて買った。
全群繰り出しのレンズの描写には喜んだが、AFの鈍くささと合わなささに驚き、「撮れるものも撮れない」と罵ったものだったし(笑)、OVFの予想通りのいい加減さを再確認した(笑)
時は経ち、今はほぼ Xシリーズのみを使っている。ファームアップによる改良を重ね、X-Tシリーズが発売され、動体撮影以外に不満を覚える事もない。そもそも動体撮影自体ほとんどやらない(笑)が、動体は結構マニュアルフォーカスで撮影するのであまり影響もない(笑)
気がつけばXレンズも充実した数になり、通常撮影において不足することもない。不足すると言ってもチルトシフトのズームレンズがあれば一本で済んでしまうが(笑)
今回のX-T2の発表で、Pro2でも判ってたことだが、Xそれぞれ系譜はしっかりキープコンセプトされるということだ。見た目の変化はほとんど無く、インパクトは少ないが、既ユーザに混乱させず、メーカーがふらふらしない事もよくわかるし、結果的に旧機種を持ってる人が嫌な思いを持つこともない。
安心して使い続けられるカメラという印象を持つことが出来るようになりました。
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